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後頭部に意識を集中してみましょう
どんな便利な機械にもやはり使い方のコツがあります。
そういう意味でKASINAを使いこなすためには大宮司朗先生の『玄想法秘儀』はたいへん役に立ちます。
たとえば同書のなかで先生は玄夢入眠法として「眼はあたまのうしろを見る心持ちにして、そこに渦巻きを想像し、自分が頭から足先までその渦巻きに巻き込まれていくのを想像し感じる」と書いておられます。
これはKASINAでビジョンを見たり、体外離脱的体験をするのに非常に参考になる方法論です。
KASINAでは視野の前方いっぱいに渦巻きが広がります。このときその光の渦があまりに美しく魅惑的なために身を乗り出さんばかりに前方をのぞき込む感覚になりがちですが、後頭部に意識を集中して、電車でいえばいちばん後ろの展望座席に座って後方に去っていく景色を眺めているように感じてみると、光の渦に全身が包まれるような感覚が生じ、よりすみやかに深くセッションに入ることができます。
この方法はとくに「龍旋玄夢」のような複雑に渦巻きが絡みあうアプリでは有効です。後頭部に意識を集中していると自然に全体が一体化し、時には後退し時には前進するような感覚にとらわれ、すみやかにトリップ状態に入ることができます。
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「見立て」の練習
また『玄想法秘儀』のなかで大宮先生は「見立て」について述べておらられます。
これも非常に重要です。真言密教においては各種の印形を太陽に見たて、独鈷に見立てるという修行がありますが、これは達人の域に達すると、眼前にリアルに太陽が現れ、独古が現れます。
また『玄秘修法奥伝』には注連印というのが紹介されていますが、これも達人になると印を組んだだけで眼前にありありと注連縄が張られた斎庭が出現し、おぼろげながら第三者の目にすらこれが映ずるようになります。
これもKASINAを使ってそういう力を自然つけていくことができます。
KASINAは自然に「見立て」能力をアクティブにします。
たとえば渦巻きの中心にホルスの眼のようなものが自然に現れることがしばしばあります。これは脳波がα波やθ波の状態になり無意識に「見立て」を行っているわけですが、その一瞬を捉えてそれを意識化すると持続的にホルスの眼が出現し、やがてピラミッドが現れたりします。
またプログラムによって雲のようなものが出現します。その雲のかたちを意識的に何かに見立てることで面白い体験が得られることもあります。このようにふだんからKASINAで見立て能力をアクティブにしておくと、神法道術を施行する場合に大きな力を発揮することができます。
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手に意識を集中してみよう
明晰夢、体外離脱のコツとして手に意識を集中するということを大宮先生もあるいはカスタネダも言っています。これもとても重要なことです。
手は第二の脳とも言われています。
試しにKASINAのセッションをやりながら印を組み、意識を手に集中すると、自然に印を組んだ手が浮かびあがるはずです。
よくKASINAで幽体離脱ができますかというご質問を頂きますが、まずこれを試してみて下さい。KASINAを確実にあなたを変性意識状態に導いてくれますが、そこから先は各自の工夫が大切です。たとえば『玄想法秘儀』にはさまざまなヒントが書かれていますので、ぜひお読みください。
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飛行感覚を意識する
カスタネダはドンファンの教えとして体外離脱のこつは夢見の状態で「飛ぶ」ことに意識を集中することだと述べています。
これなどもKASINAのセッションで青空に浮かぶ雲のようなものや縦の縞模様が出現した場合に有効です。
自然に飛んでいる感覚になり、下界の山々、蛇行する川、断崖絶壁や渓谷、海岸、さらに巨石や古代都市のようなものが見えてくるはずです。そしてそれに意識をあわせると自然に低空飛行になります。さらに岩肌や砂の一粒一粒がリアルに見えてきます。
また上空に飛ぶと想念すれば下界の風景は遠ざかります。これは誰でも比較的簡単に体験できます。最初は出来なくても飛んでいる、見えているという意識を持つことが大切です。飛んでいるつもりになる、見えているふりをする、これが意外と大切なのです。
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見えざるを見よ、聞こえざるを聴け
夢見の技法から霊物化成、式神生成の秘法まで
霊視・使魂・念感 玄想法秘儀 -