一般的に午後は眠気におそわれ、仕事や学習の効率が低下します。交通事故も午後２時から３時の時間帯にいちばん多いそうです。
このような午後の非効率を克服するため、人はコーヒーやカフェインに頼りがちですが、いちばん効果があるのは適切な午睡（昼寝）をとることです。
午睡は英語ではPower-Nap パワーナップとも言います。コーネル大学の社会心理学者ジェームズ・マースが作った造語で、パワーを充填するまどろみという意味です。実際、パワーナップ（午睡）にはさまざまな効果があることが脳科学や統計によって証明されています。
午前中の仕事に集中した脳はフル回転で疲労が蓄積しています。午睡によって外部の情報をシャットアウトすることで、脳はようやく休憩することが出来ます。午前と午後の間に、区切りをつけることで脳はリフレッシュされます。
パワーナップ（午睡）には記憶力や集中力、学習能力の向上という効果があります。
アメリカの大学で、英語を母語とする学生を対象に「午睡をするグループ」と「午睡をしないグループ」に分け、それぞれに漢字のリストを渡して暗記テストしたところ、午睡グループの正答率が顕著に高かったという事例があります。
福岡県立明善高校では、昼休みの最後の15分間を「午睡タイム」と位置づけ、BGMとしてモーツァルトの曲を流し午睡を実施しています。週3回以上の午睡を実施したグループでは、87.1％が授業に集中できていると答えています。
午睡の時間は１５分から２０分が最適です。
この短い睡眠が、脳を休ませるのに適しています。
深く眠る必要はないので机にうつぶしたり、椅子にもたれたままでOKです。深く眠るのではなく、むしろ「まどろみ」の状態がもっともよいとされています。
個人差がありますが、３０分以上も寝てしまうと脳は熟睡モードに入り、目覚めたときに不快感が残ります。
しかし、昼の短い休憩時間に１５～２０分といっても、なかなか難しいものです。午睡のこつはリラックスすることだと言いますが、自宅ならともかく職場や学校でリラックスすることがそもそもむつかしい。
同僚の話し声や街路を走る車の音などどうしてもまわりが気になります。そんな環境で椅子にもたれたり、机につっぷして目を瞑っても、気が散るし、なによりも退屈なので、ついついスマホをいじったりゲームをしたりということになってしまいがちです。しかしスマホやゲームは気分転換しているようで、実際には脳がよけいに疲れるだけです。
じゃあ、どうすればいいのでしょうか？
そこで登場するのがブレインマシンKASINAです。
ブレインマシンKASINAは午睡（パワーナップ）にはぴったりの装置です。
ポケットサイズでiPhoneより軽いので職場や学校にも気軽にもっていけます。
イヤフォンとゴーグルを装着するので聴覚が遮断されます。
まぶたに映ずる美しい映像のおかげでまったく退屈はしません。
またたくまに夢見のような状態になり、たとえ寝れなくても自然に脳はくつろぎます。
じゃあKASINAのどのセッションがパワーナップ（午睡）に効果的でしょうか？
あくまでパワーナップ（午睡）が目的です。３０分以上の長いセッションはお薦めできません、そうかといって１０分以下の短いセッションもあまり効果はないでしょう。
また「Night Voyage」というフォルダーに入っているセッションは夜の深い睡眠を目的としたプログラムなので避けましょう。
お薦めのセッションを下記のとおりです。
Afternoon Break （21:40）
タイトルどおり午睡のための専用セッションです。
KBS > Sirius Session > Well-Being>
Relax Before Exam（15:00）
午後から試験という学生さんにとくにお薦めです。、
KBS > Sirius Session >Learning>
Everglade（20:00）
やさしい雨が降りそそぐ春の朝……この静かで穏やかなセッション中は時が停止します。中低域の光の刺激が、静かな明晰さをもたらします。
SpectraStrobe>Meditate>
Forest and River（16:00）
おだやかな大自然を背景にしたセッションです。14Hzからはじまり、深いくつろぎをもたらす4Hzで終わります。
SpectraStrobe>Meditate>
Clear Your Mind（16:00）
かなり疲れているときにお薦め
SpectraStrobe>Rejuvenate>
OceaMiotic（16:24）
波の音でくつろぎます。
AudioStrobe>
