以下はブラジルのアストラル投射(体外離脱)実践研究家Leandro CarvalhoさんのKAISINAに関するコメントの翻訳です。
届いたKASINAを30分ほど充電し(フル充電したかったのだがすぐにトライしたい衝動に負けた)リストをすばやく見て決定した最初のプログラムはForest and River(森と川)。実行時間16分。乱舞する光の組合わせ、パルス音、それらがミックスされ展開する光景は実に驚くべきものだった。
セッション開始から1分も経たないうちに私は美しい森へと連れ去られた。そこには小川のせせらぎ、木々、そして動物たちがいた。青と緑の速い点滅がスローダウンする。わたしは目前に生成される情景にさらに深く入り込んだ。目の前で木の枝がぽんと跳ねるのを見た。それは文字通りの意味だ。つまり、私はほんの少しの間だが実際に森の中にいたのだ!
アストラル投影のトレーニングにおいてはこのようなリアルな入眠幻覚を喚起するのにかなりの努力を必要とするが、それがいとも簡単に現出したのは驚くべきことだった。
パルスが速くなり、通常の覚醒意識に戻った。もっとセッションの時間が長ければよかったと思ったが、たったこれだけでもKASINAの驚くべき実力が理解できた。それは瞑想だけではなく体外離脱を強力にアシストしてくれる。KASINAを就寝前あるいは朝一番に使用すればアストラル投射を実践するための最適なマインドセットを得ることができるはずだ。
週の後半、シリウスセッション20の「Deep Tranquility深い静けさ」を試してみた。刺激に敏感な方はこれを最初に試すのがいいだろう。プリセット・プログラムのなかで最も穏やかなセッションの1つだ。ゆったりとやさしい流れに身をまかせよう。このセッションには聴覚と視覚に対する刺激をさまざまにシフトし誘導するKASINAの基本がある。単調なアイソクロニックビートが光とミックスされるとまったく驚くべき効果を生み出す。ストロボ効果はさまざまな方向に向かうトンネルをくぐり抜けるクリアな動作感覚を誘発する。
明滅パルスは感覚シフトを誘発するためにスピードアップし、あるいはスローダウンし、さまざまな色彩のミックスを投げ込む。アストラル投射のトレーニングではこの動きの感覚こそが重要なのだ。それが離脱の引き金となるからだ。KASINAのこの種のプログラムはそのために実に効果的だ。動きの感覚を提供し、さらにその感覚を新しい方向に急速にシフトするセッションがいい。それらは本当に私の心を集中させてくれる。
翌朝、12分間の「before learning学習前に」を試してみた。学生ではないので学習の受容性を高める効果についてはわからないが、とにかくとてもリラックスできると感じた。私自身を体外離脱の前提となる非身体的かつ明快な意識体験へと落とし込む上で大いに効果があった。プログラムはいろいろ試してみることだ。能書き以外の効用がある場合があるからだ。
数日後、体外離脱研究の仲間が作成した30分のプログラムにトライ。音は私が作成したバイノーラルビートに似ていた。音だけでは限界があったが、それが光と連動することで画期的な効果をもたらすことがわかった。バイノーラルビート(ヘミシンク)は意識をフォーカスするための有効な手段の1つではあるが、光の明滅はフォーカシングのまったく新たな位相を切り拓く。光に意識が溶けていく感覚になるのだ。過剰な光を「見ている」ために目がまだ開いているように感じるかもしれない。言い方を変えるとKASINAの使用中は目がロックされているように感じると言ってもいい。色彩の乱舞がはじまると目はロックされ終わるまで見続けことになる。
KASINAの巧妙にプログラミングされたLEDライトの明滅は心を変性意識状態に巻き込むための新しいレイヤーである。それは幽体離脱トレーニングでいう3D Blacknessのようなものだが、のっけから多彩な視覚的焦点を提供する。見ているものに集中すればするほど意識は身体の束縛からより遊離しより深く非身体的な宇宙に入ることができる。
KASINAを新たなエンターテイメント・マシンだと言う人もいるが、私はそうは思わない。KASINAは真剣にスピリチュアルな冒険を求める人のための装置だ。もしあなたが瞑想に大きな後押しを与え、アストラル投影にキックを与えることに真剣に興味があるならKASINAは絶対にお奨めである。